CeVIOのトークボイスに歌わせよう!シリーズの7回目です。
初めての方は、■こちらの記事■からご覧ください。
VocalShifterを起動して、前回作ったCeVIOとUTAUの音声(ボーカル)wavファイルを、VocalShifterのトラックにドロップして読み込ませます。
新しいバージョンのVocalShifterでは、wavファイルを開く際に、音声合成方式を選択するウィンドウが出ます。
ボーカルの調声に使用できるのは「MF」か「WORLD」になりますので、いずれかを選択します。
CeVIOの音声とUTAUの音声がピッタリ重なるように配置して、各トラックのボリュームを聴きやすいように調整してください。
この状態で、トラック上のUTAUの音声とCeVIOの音声をそれぞれダブルクリックすると、ピッチカーブを重ねてレイヤー表示で編集できます。
これでピッチの狂いが一目瞭然になります。
気になる所を「鉛筆ツール」でなぞるだけで、音痴が治ります!
発声のタイミングや、音の長さが気になる箇所があれば、その都度「TIME」で補正してください。
後はお好みで、ポルタメントやビブラート、しゃくりを入れたり、DYN(音の強弱)を弄ったりしてやれば、よりエレガントな歌唱になるでしょう。
調声が済んだら、トラックウィンドウに戻って、CeVIOの音声があるトラック上で、右クリックして「選択トラックをWaveファイルに出力(E)」をクリックして、wavファイルを書き出せば、ボーカルトラックの完成です!
ここまで来ればあとは、通常のソングボイスを使った音楽制作と同様に、DAW等でオケとミックスして出来上がりです。
なんやかんやで7回分にもなってしまいましたが、これでとりあえず一通りの解説は終わりました。
もっと効率の良いやり方があるかもしれませんし、音質や歌唱表現の面でもまだまだ改良の余地があると思います。
つづみちゃんやタカハシ君のトークボイスをお持ちの方にも、色々と試してもらえたら嬉しいなぁとか、淡い期待を抱いております(^ ^;