何時ものように話題に乗り遅れてしまってますが、新しい歌声合成ソフト「Synthesizer V」の正式版がリリースされ、音声合成ファンの注目が非常に高まっている状況です。
Synthesizer V at the Forefront of Singing Synth
「ANiCUTE」という通販サイトでSynthesizer Vのエディターと中国語音源の「AiKO」の購入が可能な模様です。
Synthesizer V AiKO
https://www.anicute.com/pages/VOLOR
【SynthV首款正式聲庫搶先試用】好想你【艾可(AiKO)】
他にも、TP時代からおなじみのエレノアちゃん(英語)に加え、UTAUで人気の闇音レンリちゃん(日本語)、男性ボイスのゲンブ君(日本語)と、立ち上げ時点から既に充実のラインナップです。非常にワールドワイドな展開です!
本来音声合成では女性声よりも難しいとされる、男性音源でもこのハイクオリティーぶり!
しかもライブラリーの容量がとても小さく、エンジン性能の高さが伺えます。
「容量(収録量)が少なくても高品質」ということは、中の人への負担が少なくて済むというメリットがあることは言うまでもありません。
闇音レンリちゃんと言えば、ノーマル、クリア、ウィスパーの複数ライブラリー構成でしかもそれぞれ4または3音階収録のVCV音源で、さらに裏声やエッジボイス(ボーカルフライ)等を贅沢に網羅した、超絶デラックス音源な訳ですが、SynthV版は収録音階数が2または単音階分しかないなど、今のところUTAU版のサブセット的な構成になっているようです。(それでも出力される歌声は十分高品質ですが…)
ちなみにUTAU版の闇音レンリversion1.5紹介動画がこちらです。
【闇音レンリ(Yamine Renri)追加音源配布】エンゼルフィッシュ【UTAUカバー】
もしかすると今後、闇音レンリちゃんのSynthV版フルセット音源が、AiKOさん同様、有料で販売されることもあるのかもしれません。
さらに言えば、SynthVのビジネスモデル次第では、2019年はUTAUの有名音源が次々SynthVで使える音源としてリリースされるなんてことになるかもしれません(すべて私の勝手な妄想です(^ ^;)
もしそうなったら、業界の勢力図も大きく変わってしまうのかもしれません。