CeVIOのトークボイス歌唱法について色々書いてます。今回は音の長さを設定する方法についてです。
初めての方は、■こちらの記事■からご覧ください。
トークエディターの音素グラフ(LEN)に表示される数値を手掛かりに、音の長さを設定していきます。
この数値は、各音素の再生時間を秒数で表したものです。
ちなみに、製品版(現在のバージョン)のCeVIOでは、音素単位のほか、カナ単位での編集も可能になっているので、音素単位のグラフに切り替えて操作してください。
音素グラフ - CeVIO Creative StudioSユーザーズガイド
http://guide2.project-cevio.com/talktrack/phoneme
UTAUで歌わせたい曲のUST等を開いた状態で、ピアノロール上のノートを選択すると、ウィンドウ左下に音の長さが秒数で表示されます。(一番左端が拍子の秒数で、その右隣が選択したノートの秒数)
このノートの秒数をCeVIO側の音素グラフに丸写しにして、譜面通りの音の長さで発声させようという算段です。
↓ ↓ ↓
この例では、「わ」= [w] + [a] + [a] のように、1つのノートに対して3つの音素が含まれることになるので、それぞれの音素の長さを決めてやります。
今回はとりあえず、子音は全部0.05秒として、残りを母音に均等に割り当てるようにしてみました。
「わ」の長さ(0.202703秒)から、子音[w]の長さ(0.05秒)を引いたもの(0.152703秒)を2で割ると、母音[a]1つの長さは0.076秒という事になります。
語尾は、感情設定にもよるのかもしれませんが、指定した秒数よりかなり短くなる傾向があったので、長めに設定しました。
音の長さをセットできたら、次は音程を設定していきます。
という訳で、次回「音程指定編」に続きます。